ぎっくり腰になった時の対処法は?どこに行けば良い?(きりん接骨院・整体院)
2022/09/06
こんにちは、金沢市のきりん接骨院・整体院院長の西村です。
今日はぎっくり腰について記事を。
ぎっくり腰は起こした事はない人でも一度は耳にした事がある名前ですよね。経験した事がある人はわかると思いますが、ある瞬間に突然強烈な痛みが腰に走ります。その後、普段通りに動くことが困難になる厄介なもの。
今回はこのぎっくり腰を簡単に説明していこうと思います。
目次
1.ぎっくり腰を起こす原因
まず、ぎっくり腰は病名ではなく、急に起こった強い腰痛の事を言います。物を中腰で持ち上げた時、立ち上がる瞬間、身体を不意に捻ったりと、腰にとって急に無理な姿勢になった時に起こります。レントゲンを撮っても骨やクッションの役割をしている椎間板を傷めているといわれる事はありません。もし骨を痛めているのであれば、骨折や腰椎すべり症といった診断をされます。椎間板であれば、ヘルニアや椎間板症という診断をされます。そういった物がなく、急激に強い腰の痛みが出た時にいわゆるぎっくり腰といわれます。あくまでも病名ではなく症状の状態を指します。
では、原因は?となると他に痛み起こすものとしては腰にある脊柱起立筋、腰方形筋という筋肉や腰にある靭帯になります。腰の筋肉は主に体を反らす、体を横に倒す、捻る時に働きます。この動きを骨盤の動きが偏った状態や猫背の状態で行ってしまうと力の入る方向がスムーズにいかず腰の筋肉に無理なストレスがかかり痛みを起こします。
2.痛みを起こしやすい部位
腰には痛みを起こしやすい場所というものがあります。
1.背中と腰の移行部(緑の部分)
2.腰からお尻になる部分の高さ(赤の部分)
主にぎっくり腰や慢性腰痛の方は2.の腰からお尻になる部分のラインを痛める人がほとんど。
3.ぎっくり腰を起こしやすい人の特徴
ぎっくり腰を起こしやすい人にはいくつかの特徴があります。
1.立ち姿勢で下っ腹が出ている
2.猫背
3.肩甲骨が外に開いている
4.もも裏の筋肉が硬い
5.足首が硬い
この中の2つでも当てはまれば、あなたはぎっくり腰になる可能性を十分に持っています。
この様な特徴を持っていると、なにか体を動かしたときに腰にばかり負担がかかりやすい状態になっています。
4.予防方法
まず、大切なことは猫背を起こさないように肩甲骨を引き付ける運動をすることです。多くの人は肩甲骨を引き寄せる動きがうまくできず、腰を反らすだけであったり、腕を後ろに引いているだけになっています。その様な人は大体が座っていても重心が後ろに偏り、立っている姿勢はお腹が前に突き出したような姿勢になっています。そうすると腰の筋肉は常にストレスがかかっている状態になります。
もう一つは骨盤の動きを出す事です。骨盤には前傾・後傾、回旋といった動きがあります。姿勢が悪い人は骨盤の後傾ばかりで生活をしています。骨盤の色々な動く範囲があり、それに伴って腰をバランスよく動く事ができます。
ですから、肩甲骨と骨盤の動きを意識する事が必要になります。
骨盤の動きが入るストレッチを二つ紹介します。
①膝を抱えて胸に引き寄せてくっつける様に。※大きく息を吐きながら手で膝を胸に引き寄せましょう!
②後ろに引いた足の付け根から太ももの前面が伸びている感覚があれば上手くできている証拠です!
5.まとめ
今回はぎっくり腰の原因やメカニズム、簡単な予防方法をお伝えしました。どうしても肩甲骨や骨盤の動きというのは意識して出すのは難しいものです。少しづつで良いので日常の中でも意識してみて下さいね。もし分からなければ当院ではぎっくり腰の予防方法も指導いたしております。もちろん今現在ぎっくり腰でお困りの方も治療できますのでお気軽にお越しください。